カルテ様
いつも情報をありがとうございます。
先週3日間、四国の主人の実家へ行きました。
主人の弟夫婦は医療関係者で嫌な予感はしていたのですが、私だけ呼び出され放射能について聞かれ、私が木下さんやバンダジェフスキー博士のデータを説明しても、彼にとってそれはデータとは言えないらしく、何度も何度も「データがないからね」「統計がないから何ともいえないしね」と、東京の汚染や内部被曝を完全否定されました。
避難やマスクについても否定され、避難の相談も出来ず、「あなたの思想は偏ってるよね」と一方的に話を終了されました。
本当に医療関係者はこうなんだなと実感しました。
しかも「思想」とは…。
主人も弟と同じ様に私の言うことを信用していないため、自分から防御することはありません。
悔しくて情けなくて、最後の砦と思っていたのに、死ねと言われたようで精神的にも居場所がなくなり、誰にも相談出来ずにいます。
友人も皆、東京の汚染や内部被曝を認めず、食への危機感もなく、うるさがって連絡が取れなくなりました…(着信拒否も)。
実家では、緑茶(お~いお茶)から始まり、椎茸尽くしの料理に、おさしみ、お寿司、山形のさくらんぼなど、全く食への意識は感じられませんでした。実家は地元の食材が豊富だからと言うのが理由だそうですが、かなり口の中が痛み、口内炎になりました。
せっかくクリーンな土地に住みながら、食への警戒が全くなされていない現実を間の当たりにし、絶望感で一杯になりました。主人の弟の息子(小2)は今年帯状疱疹にかかったそうです。原因はストレスだそうで…
私は、汚染物質を一つも持ち込んではいけないと空港で着替え、靴も履き替えました。
一人ポツンと浮いて、居場所がなくて、東京へ帰ってからも無気力で涙が止まりません。
何が正しいのか見えなくなってきました。
友達も全て失い、親族からは軽蔑され、主人の理解は得られず、一体放射能ってなんだろうと…。博士の「放射能に譲歩はない」という言葉を胸に刻んできましたが…
統計統計って、探せばいくらでもデータはあるし、現状の統計を政府が公にする時、その統計のモルモットは私達であり、あんたの可愛い子どもたちなんだ!と、叫びたかった。
なんなんでしょうね…この国は。こんな状態でも統計重視の医療関係者。統計より目の前の症状が何よりの証拠のはずなのに…
ずっと避難することだけを目標に気を張り詰めてきましたが、逃げ場がない現実を叩き付けられ、精神的に疲れてしまいました…
仙台の知人は「福島の人はみんな元気だから大丈夫」と、食べて応援しています。マスクは復興の妨げだと。
千葉の知人も「私は千葉県人だから応援したいわ」と、バンダジェフスキー博士の講演内容を報告しても全面否定で、福島の野菜を食べているようで、アトピー悪化や歯が抜けたり、そのご主人は喉や腰の手術をされたり…だそうです。最近は連絡もないので分かりませんが。
羽田空港周辺は黄色いモヤで胸が苦しくなりました。しかも東京湾でアサリを取っている人を沢山見掛けました。ゾッとします…。
木下さんやカルテさんが、逃げろと厳しく言って下さることが、避難を諦めずにいられる力になっている人は多いはず。甘い考えかもしれませんが、現状を知った人間にとってここは地獄でしかありません。だからこそ木下さんやカルテさんが私達にとっては現実なのです…
官邸前デモでは、マスクをしている人は少なく「また来週もありますから」と言う主催者に疑問をもち、参加をやめました。福一の状況や、都内の汚染を目の前にして、私達に来週があると思うその緩い意識が許せませんでした。非暴力を貫くことは、弱さではなく強さの証しですが、汚染を認め自己防御することも強さの裏返しではないかと…。
話がまとまらずすみません。
少し(かなり)混乱しています。
今回の帰省で、原発は、放射能は、全てを奪う。それだけは改めて実感しました…
長文失礼しました。
カルテさんもお体ご自愛下さいませ。